よくある質問と回答(FAQ)

キエーロ神山クラブにお寄せいただいたご質問にクラブメンバーが回答しています。

Q. 木や草から作った堆肥でも生ゴミは消化されるのでしょうか？

木や草を粉砕して発酵させて堆肥にしたものでも生ゴミは消化されるのでしょうか？

A. たぶん消化されると思います

要検証ですが、消化してくれるかと思います。彼らが十分に働ける環境を作ってあげれば生ゴミを消化してくれることでしょう。

すでに堆肥化したものであればバクテリアなどのキエーロフレンズは住み着いているはず。さらに粉砕してあるのなら、堆肥が生ゴミを包み込むことで接触面積も十分に確保できそうです。

できたら小さな箱で消化実験されることをおすすめします！

（だいすけ）

Q. キエーロに虫が湧いてしまいました。対策を教えて下さい。

キエーロにウジ虫が発生しました。何か対策あれば教えてください。

また、ハエが卵を埋めつけないようにするにはどんな方法があるか、おしえてください。

A. 臭いが出ないよう、よくかき混ぜ、土をかぶせましょう！

虫のトラブル、嫌ですよね。そもそもコンポストではなくキエーロを選ぶ理由の一つに『虫がわかない』という特徴があるくらいです。僕も以前コンポストを何も考えずに使用して、地獄のカマのフタを開けてしまったことがありました。

ということで、今回は特にハエ対策について回答したいと思います。ハエは生ゴミの臭いにつられて集まってきて、卵を産み付け、地獄を作り出します。

この生ゴミの臭いが問題です。

臭いは『腐る』ことで発生します。『腐る』ときに、生ゴミの周囲に空気が豊富にあるかどうかで発生する臭いが大きく変わってくるのです。

空気が豊富にある状態で腐ることを好気性発酵といいます。好気性発酵が理想的に進めば、キエーロフレンズが生ゴミをすべて分解し、炭酸ガスとして空気中に放出します。このときは炭酸ガスですので臭いは感じません。

一方で空気がほとんど無い状態で発酵が進むことを嫌気性発酵といいます。嫌気性発酵をすると、硫化水素やメチルメルカプタンなど、硫黄混じりのあのいやーな生ゴミの刺激臭を空気中に放出することになるのです。酸素がないので、キエーロフレンズたちは仕方なく代わりに硫黄を使ってフレンズ活動をするわけですね。硫黄がまざるととたんにものすごい臭いになります。

臭いのしない好気性発酵が進んでくれればハエは寄ってきません。酸素を多く生ゴミに混ぜ込むために、キエーロに生ゴミを投入しましたらよーく土と混ぜ合わせてあげてください。そうすることでニオイが抑えられ、結果的にハエが寄ってこないのでウジも発生しません。

さらに！

生ゴミと土とをよく混ぜ合わせたその上に、ダメ押しに乾いた土を5センチばかり被せれば完璧です。乾いた土は空気をよく含むので、ごく僅かに発生した臭いもそこで完璧にシャットアウトしてくれます。表面の土を乾いた状態に保てるように、キエーロには屋根がついています。

ほんと、よくできてますね。（だいすけ）